2020年12月下旬トヨタが二人乗り超小型EVのC+podを発表した。同じ小型EVのシトロエン・アミと比較してみよう。
C+pod / アミ
全長: 2490 / 2410 mm
全幅: 1290 / 1390 mm
全高: 1550 / 1520 mm
車両総重量:800 / 485 kg
タイヤサイズ: 155 70R13 / 155 65R14
モーター最高出力: 9.2 / 6 kW
バッテリー容量: 9.06 / 5.5 kWh
最大航続可能距離:150 (WLTC) / 70 km


C+podは、既存の何かの全幅を縮め、ボディ長手方向は中間を切り飛ばして前後をくっつけたようなデザインだ。フロントウィンドウもこの傾斜が必然だったのだろうか。直射日光による社内温度の上昇を抑える工夫が必要ではないのか。
この手の二人乗りコミューターのコンセプトカーは昔からこんなスタイルのものが多かったが、そこから一歩も進んでいない。上屋の色を変えたところで新しい感じがしないのはカタチに新しさを訴求する部分がないからだろう。1998年発表の初代スマートを越えていないというのも寂しい限りだ。
横長のヘッドライトも車幅の狭さを強調してしまっている。どうしても横長の目にしたかったのなら、真ん中の「鼻」の部分は上下に出っ張らずにライトと一直線であるべきだろう。フロントシールドとライトの間の部分を黒く塗りつぶしたことによって、フロントバンパーが無駄に出っ張っているように見えてしまう。ここを黒くするなら、ヘッドライトからドアハンドルへ延びるラインから上も黒くしたほうがまだしもだ。
四角くくり抜かれたタイヤハウスも意味不明で、盛り上がったフロント・リアフェンダー部はそこだけ見ればシティコミューターというよりはあぜ道用かと思ってしまう。
アミのスタイルが卓抜過ぎるということもあるので比較は酷だが、それにしてもがっかりな感じが拭えない。
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