どこに手をかけるか、ドア「閉」問題

 

クルマから降りてドアを閉めるたびに思うのは、どこに手(もしくは指)をかけたらいいのか、ということである。

 

通常はピラーかドア後端に指をかけることになるわけだが、クルマが濡れているときや汚れているとき、逆に洗車してピカピカになっているときなどは特に、どこに指をかけようか迷ってしまう。

 

ミニバンなどにあるスライドドアの場合は「開」も「閉」もドアハンドルを介して行うことができるが、通常のドアの「閉」はそれができないのである。ドアハンドル以外のどこに手をかけても閉められるから、ドアハンドルが「閉」を考慮したカタチになっていないのである。

跳ね上げ式のリアのハッチゲートなどは内側に手をかけるためのくぼみやハンドルが備わっている。それを使って引き下ろしたその勢いで閉めきることはできなくはないが、普通は途中まで引いてからアウターパネルのどこかを押し下げて閉じることになる。汚れがひどい場合はあまり触りたくないし、最初に内側から引いてその後外側を押し下げるなどは二度手間である。

スライドドアやバックドアは電動開閉ができるクルマもあるから、その場合は「どこに手をかけるか」問題は生じない。通常ドアも電動で閉じるものがあるがレアである。

 

というわけで、一般的に、特に通常ドアには降車時「閉」問題があるのだが、ムルとエクサには完全ではないものの解がある。

 

ムルティプラのドアのアウターハンドルには、ボディ側に樹脂製のカバーが付いていて、その後端はドアからちょっと張り出しているので、降車時はここに指をかけるとドアを閉めやすい。

 

エクサの場合、サッシュレスのガラスにはできれば手をかけたくない。ドアパネル上部(ガラス下端)にある黒いモール部分に指をかけると閉めやすい。

 

いずれもボディパネルやピラー(エクサの場合はガラス)に触れずに閉めることができる。静電気の衝撃を受けにくいこともメリットだ。

 

エクサのドア内側のトリム上端は、尾根のように盛り上がっているから、ここに指をかけて閉めることもできる。この場合はドアの内側だから汚れ問題も回避できる。

 

EVや運転支援技術の開発に忙しい現代のクルマメーカーは考えてもいないだろうが、意図してデザインすればもっとスマートなものができるのではないかと思ってしまう。

 

瑣末度3:★★★☆(かなりどうでもよい)